パリ流、受けてきました〜!
今回お願いしたのはイメージコンサルティングサロンLaCiSaさんです。
対面診断ができること、予約の仕組みが分かりやすく、思い立ったタイミングで予約が取れそうなことからこちらでお願いしました。
パリ流とは?という話についてはばっさりカットしますが、トモミさん(パリ流ファッションスタイル診断の考案者)のブログのまとめ記事①、②が簡潔にまとまっていてわかりやすかったのでリンクを貼っておきます。
先にお伝えしておくと、今回のブログものすごく長いです。そして全編にわたって「あくまで私の場合は」という但し書きがつきますので、その点を念頭に置いてお読みいただけたらと思います。
❖過去の診断履歴
PD受診の記事で詳しく書いているのでそちらを見てもらえればと思いますが、スペックだけ並べると以下の通りです。
❖パリ流受診の動機
面白そうだから。
相変わらずファッションに関する悩みはほとんどなく、動機の9割は面白そうだからで受診を決めました。一方で動機の残り1割は、過去に受診したトータル診断とPD診断を踏まえても、いまいち解決しなかった以下に対する示唆が得られればと思っていました。
- ワンピースがあまり似合わない。着られることは着られるが、のっぺりとしたなんだかつまらない感じになる。
- 私服(カジュアル服)でどのようなスカートを履けばよいか。スカートだと仕事っぽくなりがち。
また、もちろん別のロジックに基づく診断なので混ぜるな危険はよく理解しているつもりですが、PD診断のグレースフェミニンのファッションはかなり仕事向きで(これはPDの成立経緯上、当たり前の話ではあるのですが)、もう少し自分の素(内面)の爽やかさやアクティブ感が出すべく、好みと似合うの擦り合わせがしたいと考えていました。
また、パリ流のレポでよく見かける、「似合う○○」といった質問はまったく考えていませんでした。訊いたとしても間違いなく自分の好きなものを選んでしまう気がしたので。というか、香水等は質問後の使い所が分かるのですが、例えば似合うアニメキャラや動物、楽器について訊いたところで、一体どうすればいいのかがよく分からなかったのもあります。
しいていえば、しばらく先ではあるものの挙式予定があるので、好みの式場やブーケが似合うかどうかの確認ができたらラッキー、くらいの気持ちで診断に向かいました。
❖診断前
事前カウンセリングと性格診断への回答と、普段の服装写真の提供を行いました。
事前カウンセリングと性格診断はGoogleフォームからの回答です。また、好みの傾向を伝えるため、事前カウンセリングの自由回答欄でPinterestのURLを送付しました。(実際に送付したものはこちら)
普段の服装写真はGoogleフォトでアルバムにまとめて提供をしました。最低3枚以上と言われていたものの、数えてみたら36枚送っていたみたいです。内訳としては、ここ最近の服装が分かる写真として鏡を使った全身の自撮りと、雰囲気が分かるような他撮りがちょうど半分ずつでした。
❖事前予想
こんな感じでつらつらと事前予想をしていました。
メイン:クラシック
サブ:エレガントorスポーティ(両方もあり得るかも?)
アクセント:(サブに入らなければ)スポーティ
サブのエレガントはPDにフェミニンが入っていることを鑑みて入れたものの、スポーティが諦めきれていない様子がありありと分かって我ながら面白いです。
メインにクラシックを予想していますが、もうここだろと半ば確定事項のように書いていて、これはこれで笑っちゃう。
❖当日
診断士の方の指定はしておらず、Mitsukiさんにご担当いただきました。フロントスリットのグリーンのスカートが素敵でした。
各スタイルの説明を受けながら、事前にお送りしたPinterestを確認。全体的に明るくナチュラルっぽさもありつつ、規則的な建築物などもあるのが印象的だったもよう。
このタイミングで事前カウンセリングの内容にも触れていただいたのですが、好きな女性芸能人がことごとくナチュラルタイプの方だったようで、自分の好みのタイプが分かりやすくて笑いました。
そしていよいよ遠いと思うものから消していくパートへ。
★メイン決め
ドラマティック:服の印象が強すぎる。圧がないわけではないが、ここまでではない。
セクシー:重すぎる。曲線感が強すぎる。胸元の露出が難しそう。
この2つは、正直まとめて消してもいいくらいに遠いと思っていたのですが、僅差とはいえしっかり順番がついたことに驚きました。
また、胸元の露出が厳しいという指摘には全力で頷きました。骨格的に難しいのもありますが、形容し難いよろしくない感じになるんですよね…。腕は出しても健康的な印象になるのに不思議。
ーここまで2つはアクセントで取り入れるのも難しいー
トラディショナル:重たすぎる。金具の付いたバッグやバックル等が好きであればポイントで取り入れるのは可。
ロマンティック:ここまでのファンタジー感ではない。しっかりした、地に足がついている感じが欲しい。好きならポイントで取り入れるのは可。
シック:強すぎる。上質さやスタイリッシュさがないわけではない。モードな雰囲気にしたければポイントで取り入れるのは可。
重すぎるのも軽すぎるのも合わないのが面白い。そしてここまで外してきて気がついたのですが、どうやら「〜すぎる」というのが苦手なもよう。
ーここまで3つはポイントで取り入れるのは可ー
ナチュラル:穏やかすぎる。話しかけやすい雰囲気はあるが、もっと動きが欲しい。麻等はもさっとしてしまいそう。洗練された感じがもう少し欲しい。
エレガント:もっと自立していそう。外に出ていていい。柔らかすぎ、落ち着きすぎ。
クリエイティブ:一癖アイテムも似合いそうだが、もっと真っ直ぐな印象を優先したい。
ナチュラル以降は先ほどとは違い「もっと」という言葉が出てくるようになりました。
また、説明を聞いていてナチュラルの人は無印良品で服が買えそうだなと思ったのですが、それは私には難しいな〜と思ったり。
同じカジュアルグループに属するナチュラルとスポーティですが、ナチュラルの人は爽健美茶のCMに出ていそうなのに対し、スポーティの人はポカリスエットのCMに出ていそうなんだとか。なるほど。
スポーティ:親しみやすく爽やか、快活な印象がぴったり。
ーここまで4つがサブとして検討対象ー
クラシック:しっかりしていて落ち着いている第一印象に合う。
というわけで、メインはクラシックに決定!
クラシックの説明で「学級委員長とかやっていそうなしっかりした感じ」というコメントがあったのですが、まさしく学生時代はずっと学級委員長だったので、内心にやっとしていました。
★サブ決め
続いてサブを決めます。サブはメインとの組み合わせで考えるのですが、出てくる例(敬称略)がとても分かりやすかったです。
シンプル耐性が高いタイプ。私にはシンプルすぎる。
ザ・コンサバ。NHKのアナウンサーのイメージ。ここまで綺麗めすぎなくてもいいかも。似合わなくはないし会社に行く格好としてはありだが、もう少し抜け感があってもいい。
クラシック×クリエイティブ(例:ホラン千秋)
NHKのアナウンサーがフリーになって民放のコメンテーターになったイメージ。ここまでクリエイティブ全面でなくてもいいかも。
クラシック×スポーティ(例:上戸彩、吉谷彩子)
動きと爽やかさを出しつつ、全体的にはシンプルで綺麗め。
ここまで書いたらお分かりだと思いますが、サブはスポーティに決定!
ナチュラルとスポーティの違いで出てきた、爽健美茶とポカリスエットのCM、確かに私はポカリスエットのほうだろうな〜と思っていました。なんなら三ツ矢サイダーのCMとかもありな気がする。
また、ナチュラルの人は人から話しかけられそうなタイプなのに対して、スポーティの人は自分から話しかけに行きそうなタイプらしい。これ、個人的にすごく分かるなと思っていて、話しかけられるよりもこちらから話しかけるほうが早いんですよね。動き出し、初速が速いというか。
「アクセントはなくてもいい気がしますね」と言われつつ、このタイミングで性格診断の結果を確認しました。各グループ10点満点で採点し、結果は以下の通り。
- カジュアルグループ(ナチュラル、スポーティ):4点
- 女性らしいグループ(ロマンティック、セクシー):5点
- ベーシックグループ(クラシック、トラディショナル):10点
- 洗練・上品グループ(シック、エレガント):9点
- 個性グループ(クリエイティブ、ドラマティック):3点
ベーシックグループがまさかの満点。続く洗練・上品グループが9点で、以降は5点以下とだいぶ差が激しい結果に。
カジュアルグループの点数が低かったことが意外〜という話にはなったものの、やはりあえてアクセントをつける必要はないとのことで、アクセントなしに決定!
ということで、
メイン:クラシック
サブ:スポーティ
という結果になりました!
スポーティへの片想いが実ってよかったね私。
★コーディネート確認
その後は、事前に送っていたコーディネートをチェックしていただいたのですが、意外としっかりクラシック×スポーティの装いをしていて、好きな服を好きなように着ていてちゃんと似合っているんだ〜!と安心しました。
例えばこの黄色のサマーニット。バキバキの原色で着ていると褒められることが多い服なのですが、袖のごく小さいゴールドのボタンがgoodとのこと。褒められ要素は色だけじゃなかったんだな〜と新鮮な気持ちに。
パイピングや細かめのストライプ等はスポーティが得意なものだそうで、このあたりも好きで選んでいることが多かったので安心しました。
あとはロンシャンのバッグ、OL御用達のルプリアージュですが、あれはクラシックがメイン、特にクラシック×スポーティやクラシック×ナチュラルにとても似合うアイテムだそうです。
また、写真全体を見ていてMitsukiさんから言われたのですが、私の雰囲気は口を開いてニッコニコで笑っているとよりスポーティっぽく、口を閉じてにこっくらいの感じだとよりクラシックっぽいんだそうな。確かにニッコニコで写っている写真だと謎の人懐っこさがより出ている感じがします。
クラシック×スポーティのいわゆる超王道の例である上戸彩さんより、年齢的にも吉谷彩子さんのほうが参考にしやすいかもと言っていただいたのですが、後日、吉谷さんのInstagramを見ていて、この口を開いた笑顔か、口を閉じた笑顔かの部分はかなり似ているなと思いました。
もちろん顔立ちは似ていない(吉田さんのほうが曲線寄りの顔立ちだと思います)のですが、口を開いた笑顔と閉じた笑顔のギャップはかなり近しい気がします。
★その他のアドバイス
示唆を得たいと思っていた2点については、次のようにアドバイスをいただきました。
Q.ワンピースがあまり似合わない。着られることは着られるが、のっぺりとしたなんだかつまらない感じになる。
A.いわゆるばさっと被る系の楽ちんワンピースだと、変化が少なくスポーティの動きが出ないため、つまらない感じになってしまうのかも。ドッキングワンピースがいいかもしれないが、ワンピースに楽さを求めるとなるとちょっと違いますよね…
楽で似合うワンピース探しの旅はまだ続きそうですが、似合わない理由が明確になったのは大きな前進かなと思います。
Q.私服(カジュアル服)でどのようなスカートを履けばよいか。スカートだと仕事っぽくなりがち。
A.シルエットだと細かめのプリーツスカート、生地だとジャージ生地やナイロン地等がおすすめ。
ジャージ生地のスカートは1枚持っているのですが、確かにそれは私服でも着ているので納得。細かめのプリーツスカートもカジュアルに着たらかわいいだろうなと思うので、探してみようと思います。
そのほかにいただいたアドバイスは次の通り。
- 大きめアクセサリー似合わない問題(ボリューム感のある地金の指輪とかつけたい!)には、ゴールドではなくシルバーであれば選択肢が増えると思う。同じデザインでもゴールドとシルバーだとゴールドのほうが重たさが出る。
- 硬くて重い素材(例:革)をしっかりめに取り入れるのは難易度が高い。ポイントならなんとかなる場合もある。硬くても軽い素材(例:ビニール素材)なら大丈夫。
- 極端に大きなものだけでなく、極端に小さなもの(例:マイクロバッグ)も扱いが難しい。
❖資料到着
1週間後、LINE経由で資料が届きました。
密かに楽しみにしていたキャッチフレーズはこちら!
「真っ直ぐな視線とレモネードを携えて」
爽やか…!!圧倒的な爽やかさ!
レモネードという言葉一つで爽やかさをばちっと表現してくるところがさすがプロだなと。このレモネード、ホットじゃなくて冷たい炭酸で割ったアイスですよね。分かる。
「曲がらずにすっと対面しているようなしっかりとした印象と、軽やかでさわやかな透明感」をイメージしてくださったそうです。嬉しい!
魅力
「軽やかで凛とした透明感」
ファッションのキーワード
「定番、スマートな、きちんとした、機能的、クリア、抜け感」
カジュアルで動きやすいアイテムやポップな色使いでスポーティ感を出しつつ、全体ではベーシックなアイテムを選ぶこと、綺麗めとカジュアルのどちらも取り入れつつ、全体の印象は綺麗めに落ち着けることが、私のコーディネートにおけるポイントになりそうです。
❖診断後
上記のポイント、よくよく考えると今のファッションそのままでは?なんだかんだで概ね合っているのでは?
思い返すと、診断用に提出したコーディネート写真のいずれもクラシック×スポーティ要素を含んでいる、しっかり似合うものが選べているとのコメントに始まり、診断後の資料に記載されていた似合う香水は普段使っているものと近しい柑橘系、極め付けはやはり事前の予想がかなりいい線を行っていたことと、私は好きなもと似合うものの距離がものすごく近い=好き勝手選んでもわりと似合う格好になる、ということな気がします。
もう少しカジュアルに振れる余地もありそうですが、好きなものを好きなように選んでちゃんと似合うことが、客観的な視点で見ても確認できたので、今後も自信を持ってファッションが楽しめそうです。
今回で診断系はひとまず打ち止めにしようかと思いますが、パリ流ファッションスタイル診断は各パーツや要素からだけでなく、好きと似合うをすり合わせながら、なんとなくの感覚で選んでいたものがなぜ似合うのか、似合うと似合わないの境界線はどこにあるのかといったことにも考えが及ぶようになる、非常に学びが多い体験でした。とっても楽しかったです!
それでは! à la prochaine!